みゃすの育児ブログ

田舎育ちの陰キャ母の子育て奮闘記。

口唇裂のはなし。入院編・その3

こんばんは、みゃすです。

今日はるぅ君の術後の様子やみゃすの身に起きたことなどを書いていこうかと思います。

 

前回の入院編その2はこちらからどうぞ!

myasu.hatenablog.com

 

【術後の様子】

オペ後、お部屋に戻ったるぅ君。

みゃすと旦那くん交互に抱っこされ、約2時間ぶりの親子の対面を果たしたわけですが、麻酔が切れたばかりで意識は朦朧としていて居心地が悪いのかグズグズ…。

寝ぐずりがひどい時の様子になんだか似ていました。

抱っこしてあやしながらしばらくすると、るぅ君は夢の中へ。

るぅ君が寝付いて落ち着いたので、旦那くんはひぃのお迎えのために帰宅することに。

そこからはるぅ君面会時間終了まで2回しか起きず、ずっと寝ていました。

寝る姿を見守りながら、術後の飲食開始時間がちょうど面会時間終了の時間にかかるのですが、どうしても直接母乳を飲めるかどうか、また飲めたらどのくらいの量をのめるのかを知りたいくて看護師さんに相談すると、

「今日は面会時間過ぎてもいいので、飲ませてあげてください!」

と、特別に面会時間延長のお許しを頂きました。

 

面会時間が終了し、いよいよ待ちに待った飲食可能の時間。

お腹の音や唇の様子を見て、先に水を飲ませます。

「お腹もしっかり動いてて、お水が飲めているようなので母乳あげてください。」

看護師さんから許可を頂き、いざ授乳!

とにかくこの時を待っていました。

もう渚カヲルくん状態ですよ…。

 

時が来たね…

 

…なぜかというと、みゃすの母乳の出が良すぎて胸がパンパンカチカチに。

しかも片方はあつ〜く熱まで持っていて乳腺炎待った無し状態!!

手術前や手術中に何回か搾乳機を借りて搾乳していたのですが、やはり赤ちゃんに飲んでもらう方が母乳もおっぱいに残らず乳腺炎予防になります。

なので、るぅ君もお腹空きすぎ限界でしたが、みゃすも限界だったのです!

ただ、ここで看護師さんに一言アドバイスを受けました。

術後すぐの授乳は皆お腹が空いているのでたくさんのむのですが、しばらく経つと痛みとか違和感で母乳を飲まなくなる子が多いです。だから、飲まなくても安心してくださいね、経過とともにまただんだんと飲めるようになりますから。」

 

アドバイスを受けた後、恐る恐る乳腺炎になりかけている方を術後の口元へ近づけます。

飛び出した糸や、唇の上に貼ったテープ、鼻に詰めた棉が術後の痛々しさを物語っています。

匂いで分かったのか、るぅ君は母乳を90mlほど飲んでくれました。

飲ませる前と後で体重を測り大体の飲んだ量を計測するのですが、るぅ君の普段の1回の授乳の平均は大体100ml〜120ml。

これを日中は大体2〜3時間おきに繰り返して、夜は3〜4時間おきに繰り返しているのですが、18時間近く飲めなかった時間を加味するとだいぶ少ない量でした。

でも直接母乳を飲んでくれたので一安心。

残りは搾乳機を借りて、母乳を出し切ってから帰路につきました。

前日に比べてるぅ君が寝ていたので帰りやすかったのが唯一の救いです。

 

乳腺炎間近、慣れない唇とその後】

その日は悪天候での頭痛や寝不足もあって体調もそこまで良くなかったのですが、とにかく手術が無事に終わり、なんともめでたい気分だったので、気持ちはわりとスッキリして帰宅しました。

なので旦那くんと久々にノンアルコールビールで乾杯!

よかったよかった〜明日から退院までお互いまた頑張ろうね〜なんて言いながらノンアルコールを2缶くらい空けて寝床へ…。

この時ちょっとおっぱいが張っていたので、念のために寝る前に搾乳して寝ることにしました。

次の日、片胸の激痛で目をさまします…。

何事かと思えば、両方の胸が母乳でカッチカチに…。

とにかく目覚めて1番に搾乳機を洗って搾乳を開始。

痛いのを我慢して出せるだけ搾乳します。

両方の胸から300ml近くの母乳を搾乳しましたが、熱を持った片胸からチクチク痛みを感じました。

普段夜中に3〜4回授乳しているのに、一晩を通して1度も母乳を外に出さなかったツケが回って来ました。

Google先生に応急処置を聞いたところ、

①熱を持っている方を冷やす

②3時間おきに搾乳もしくは授乳する

という答えが返ってきました。

それでも改善されなければ母乳外来へとのことですが、毎日お見舞いに通院するのに自分が病院へ行く時間もないだろうと思い、とにかくきっちり3時間おきに搾乳しようと決意。

調べた後、るぅ君のところに行く時間が迫っていたので、子ども用の冷えピタを痛い方の胸に2枚貼り付けて病院へ向かいました。

 

病院に着くとるぅ君は昨日より意識がはっきりしていましたが、なんだかご機嫌は良くなさげ…。

自分の口元の違和感を感じ取っているようです。

家から病院は1.5〜2時間くらいなので、しばらくしてからるぅ君に母乳を飲んでもらおうと思っていました…が。

 

ここでまさかの。

るぅ君が母乳を拒否…!!

 

もう気持ちはナウシカです。

いけねぇるぅ様!おっぱいが爆発しちまう!!

 

前日に看護師さんが言っていた通り。

るぅ君は何をしても飲もうとしません。

搾乳したものを哺乳瓶へ移しても、哺乳瓶からも飲みませんでした…。

さすがに飲む量が少なすぎるので、看護師さんも強硬手段へ…。

 

手渡されるスポイト。

 

「お母さん、多少手荒にはなりますが、ちょっと今日一日のミルクの量が少なすぎるので、これで無理にでも飲ませて下さい。」

 

ここから泣き叫ぶるぅ君の口の中にスポイトで無理矢理母乳を流し込む過酷な作業が始まりました…。

トータルで3回ほどスポイトで母乳を飲ませます。

量は70ml→70ml→90mlといつもより格段に少ない量です。

一度だけ直接母乳で60ml飲みましたが、その一回限りでその日は母乳を吸うるぅ君の姿を見ることはありませんでした。

 

なんとなく悔しく悲しい気持ちになります…。

 

口唇裂で無理だと思っていた完母育児。

幸いにもるぅ君が上手に母乳を飲んでくれたので、ここまでずっと母乳で育児をしてきたのに、我が子にここまで拒否されるなんて…。

 

その様子を見ていた看護師さんが、

「今日は無理でも明日はきっと大丈夫ですよ。今までずっと母乳飲んできたんですから、絶対大丈夫です!」

と。さらに旦那くんがLINEで、

「るぅ君はおっぱい星人だから絶対大丈夫だよ。今日は術後すぐで違和感を感じてるだけだよ。明日には慣れるよ。」

と言ってくれました。

今思うと、その言葉になんだかとても救われた気がします。

 

…また明日頑張ろう。絶対大丈夫。

 

その日はるぅ君は寝ずに面会時間が終わり、看護師さんに抱っこされたまま別れを告げました。

 

家に帰り、寝る前にしっかり搾乳!

一日中冷やしたおかげか、3時間おきの搾乳のおかげか、だいぶ片胸の熱っぽいのも落ち着き、朝より症状が落ち着いていました。

 

 

…では今日はこの辺で切り上げて、次は術後の入院中の様子やるぅ君のミルク拒否のその後の様子などを書きたいと思います。

それではそれでは!